26年間で177カ国を訪問、90万キロ近くを走破、これは偉業・ドイツ

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1988年、まだベルリンの壁の崩壊前に、グンター・ホルドルフさんと妻のクリスティーネさんは旅に出ることにした。この度、グンター・ホルドルフさんは長い旅に終わりを告げドイツに帰国した。グンターさんは26年間で177カ国、ほぼ55万マイル(885139キロ)もの旅をした。

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グンターさんは1936年ドイツ生まれで、ルフトハンザ航空を退職後に、1988年から世界中を旅行していた。当初、夫婦はアフリカの荒野を18ヶ月かけて旅行する計画だった。ところがその旅が終わってもずっと継続することにし、彼らはできる限り世界の多くを見て回ることにした。
※グンターさんを紹介している日本のサイトでは1989年から旅をしていることになっている。
※ルフトハンザ航空では地図に係わる仕事をしていたらしい。

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グンターさんの愛車は1988年製のメルセデス・ベンツGクラス「G300GD」で、愛称は「オットー(Otto)」である。新車で購入している。途上国などでは悪路を走ることが多いので、数多くのスペアパーツをオットーに載せて旅をしている。
なんとオットーのエンジン・ギアボックス・トランスアクスル・ボディの塗装などは無交換のオリジナルだという。

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20年以上の間、彼らは6つの大陸に渡り素晴らしい場所まで車で行ったが、夫妻は車で生活をしていた。夜は、ハンモックか車の中で眠り、食事は携帯用のガスレンジでその土地の食材を料理した。シャワーは、車の外側に逆さまに引っかた水のボトルだった。

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愛車オットーは、彼らをサハラ砂漠の砂丘、ケニヤの地方の村、パリの通り、古代の仏教寺院、イラクの交戦地帯、通常は立ち入り禁止である北朝鮮のような国でさえ連れて行った。
何年もの交渉の後に北朝鮮政府から金正日のゲストとして招待状が来たときは、ドイツ政府でさえ信じなかったそうだ。たぶん、ドイツ政府やメルセデス・ベンツ社の後押しがあったと思う。でも、現地ではオットーを走らせるルートなどが規制されていた。

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中国、北朝鮮、韓国と旅をしてプサン港からフェリーで下関に渡り日本にやってきた。日本はオットーが古い車なので、ディーゼル規制などがクリアできなく、入国まで6年もかかったそうだ。2012年、日本にやってきたグンターさんは日本一周をしている。

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グンターさん、もっと価値ある何かと現代の贅沢を交換しました?それは経験でしょうか。。
「より多く旅行するほど、あなたがどれくらい小さいかについて、より理解します。」とはグンターさんの言葉。

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2010年、最愛のパートナーであるクリスティーネさんが旅先で亡くなっている。しかし、グンターさんは彼女のためにも旅を続けた。オットーのバックミラーからぶらさがっているクリスティーネさんの写真とともにさらなる国へ旅立った。

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76歳、グンターさんの長い旅は終わった。一度も決して壊れなかった彼の誠実な車オットーは、シュツットガルトのメルセデス・ベンツ・ミュージアムに寄贈され、そこに展示され長旅の疲れを癒やすことになる。本当はまだまだ走りたいのかもしれないが。
「この車の屈強と信頼性は、全く驚くべきものです。」とグンターさんは言っている。

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※この旅は自費で始めたものである。膨大な費用がかかったと思われるが、途中からスポンサーが付いたかは不明である。

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