
人類の火星定住計画を打ち出して参加者を募っていたオランダの非営利団体マーズ・ワンは10日、2018年の無人宇宙船打ち上げを目指し、航空防衛大手のロッキード・マーティンなどと契約したと発表した。参加希望者は20万人を突破したという。
2018年の打ち上げでは無人着陸船と通信衛星を火星に送り込む計画で、着陸船の建造に関する研究はロッキードが、衛星開発構想に関する研究はサリー・サテライト・テクノロジー社が担う。
着陸船は米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「フェニックス」をモデルに建造。ロボットアームやカメラを搭載し、火星の地表で液体の水を生成する方法についての実験も行う。通信衛星は火星からのライブ映像を地球に届けることになる。
18年のミッションで火星に人類が定住するための技術を実証し、順調にいけば、25年に定住者の第一陣を送り込める見通しだという。

参加希望者の申し込み受け付けはこれで締め切り、1次選考を通過した応募者には年内に通知する。火星から地球に戻るための技術は存在しないことから、参加者は火星に定住することになる。
25年の第一陣でまず4人を火星に到着させ、その後は2年ごとに人員を送り込んで定住者を増やしていく予定だという。
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資金は主にスポンサーやパートナーを通じて調達する。計画が実現すれば、民間による初の惑星探査計画となる。
ロッキード・マーティンの幹部は「参加する機会を得たことは非常にエキサイティングだ」とコメントしている。
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