
8月22日、エディンバラ動物園は訪英していたノルウェー近衛部隊を出迎えた。50人もの近衛部隊が動物園を訪れたのは、飼育されているペンギンの『ニルス・オーラヴ准将』による「閲兵」を受けるためである。ペンギンはゆっくりと歩いて部隊を閲兵し、大きな声で訓辞をしていた。

ペンギン?なんで?と疑問符が付いてしまうが、話は1961年まで遡る。この年にエジンバラで軍楽隊の祭典が開かれ、そこにはノルウェー近衛部隊も参加していた。その際、部隊の中尉は動物園でペンギンに興味を持ち、1972年に部隊が再訪した際にペンギンを部隊のマスコットにすることを働きかけた。

一羽のキングペンギンが選ばれ、中尉の名前からニルス、ノルウェー国王の名前からオーラヴをとり、『ニルス・オーラヴ』と名付けられた。
ニルス・オーラヴ、最初は上等兵だったが、近衛部隊が訪英する度に階級が上がり、今ではナイトの称号を持つ准将まで出世してしまった。なお、現在のニルス・オーラヴは三世である。


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